Surface Sconce
by Henry Wilson
Made in Sydney, Australia
サーフェス・スコンスは、細心の注意を払って施されたデザインの元、時間の概念を超越した魅力を放つ作品となりました。実用主義に基づくプラグマティックな側面と温かみを感じさせるオーガニックな感触が交じり合い、なんとも形容し難いヘンリー・ウィルソンならではのスタイルがここに表れています。トラバーチン、カルカッタ、ブロンズ、アルミとあらゆる素材を使って一味違うサーフェス・スコンスの形を作っています。
ヘンリー・ウィルソンの作品に共通してあるのが、その構造のシンプルさと考え抜かれた実用性です。使い勝手が良いという点に止まらず、使い手の創造性を生かす余白がプロダクトに組み込まれているのです。サーフェス・スコンスの場合、構成する要素を二つの同じ素材(金属、又は石)に限定している点が、使い勝手の良さと創造性の誘発に繋がっています。
「電球って一言でいっても、今は本当にたくさんの種類がありますよね」と語るのはヘンリー・ウィルソン。「LEDも市場では主流になってきて、かつてより圧倒的に複雑になってきていることは確かなので、何かもっとシンプルに捉えるためのヒントを探してたんです。」
「30〜40年後、今ある形の電球が世の中からなくなっても、サーフェス・スコンスと共にある生活の揺らぎは続いてほしい。そんな願いを叶えたくて、光源を付け替えられるシンプルな構造に落とし込みました。」
ミニマルな美しさを探求しているウィルソンは、サーフェススコンスを通してこのような思いの丈を打ち明けています。「その時代に合わせた改良を永続的にし続けられるために、僕はなるべくアナログな形にしたかったんだとお思います。」
サーフェス・スコンスは、ヘンリー・ウィルソンによるデザインの魅惑的な要素を凝縮させてできた作品です。そのミニマルで普遍的なデザインは、置かれる環境を選ばず、どんな場でも適応する魅力を備えています。灯りをつけると、光が上に流れていき、ボウルのような形をした部位によって光と影が投影されます。灯りを消すと、大胆で洗練された彫刻が目の前に現れます。二面性が美しく描かれている点にも、ぜひご注目ください。
(全ての電気ケーブル、スイッチ、ソケットはPSEの認証を受けており、日本国内での販売が認められております。)
01 Bronze
ブロンズのサーフェス・スコンスはヘンリー・ウィルソンのシグネチャーとも言える作品のひとつ。経年変化が楽しめる素材感が魅力的で、一生涯使い続けることができます。
02 Blackened Bronze
熱処理されたブロンズはマットでダークな仕上がりとなり、ユニークな質感が演出されます。
03 Calacatta
一般的な大理石と比べて白さが際立つカルカッタの大理石。イタリアから仕入れた素材を使ってヘンリー・ウィルソンがデザインしています。カルカッタは、ヨーロッパのお城や大聖堂の建設にも使われている歴史的な素材です。
04 Calacatta Viola
カルカッタ・ヴィオラの大理石は、バーガンディーの筋模様が入った鮮やかでエレガントなピース。素材はイタリアから仕入れてヘンリー・ウィルソンがデザインしています。カルカッタは、ヨーロッパのお城や大聖堂の建設にも使われている歴史的な素材です。